CBDオイルとは?

  • 2020年2月24日
  • 2020年2月25日
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私たちの身近なところに入って来たCBDオイル。

「大麻由来のオイル」と聞いてドキッとされる方も多いと思いますが、違法ではないからこそどうどうと製品が並んでいるのです。

CBDオイルと名前の付いている製品が様々ありますが、実はそれぞれに違いがあって全くの同じオイルではないのです。

成分や製法、配合などにそれぞれ特徴があります。

CBDオイルとは?

CBDオイルとは、大麻に含まれる成分「CBD」を抽出したオイルのことです。

CBDはCannabidiol(カンナビジオール)の略称で、大麻草に含まれる栄養成分の1種です。

大麻の代表的な成分にCBDと並んで、THC(テトラヒドロカンナビノール)があります。

このTHCがいわゆる「ハイ」な状態にする向精神作用があり、日本では禁止されている成分です。

CBDには向精神作用がないことや、鎮痛効果や自然免疫を調整する機能があることがわかってきました。

日本で出回っているCBDオイルには、THCが一切含まれていものだけが承認されています。

抽出されたCBDオイルは、オイル、カプセル、パウダー(結晶)、スキンケアなど様々な製品に加工されています。

一般的にCBDオイルと呼ばれているのは、小瓶に入って蓋がスポイドになっているオイルタイプのことです。

CBDオイルには、リラックス効果、不眠症の解消などの効果があるとされ、人気になっています。

CBDオイルの配合成分について

CBDオイルを選ぶ上で、まず知っておきたいのが配合成分です。

CBDオイルは大きく4つのタイプに分かれます。

・フルスペクトラム
・ブロードスペクトラム
・CBDアイソレート
・CBDアイソレート + テルペン

それぞれの特徴について簡単に説明していきます。

フルスペクトラムとは?

フルスペクトラム(Full Spectrum)は、直訳すると「全範囲」という意味です。

大麻に含まれる成分を、カンナビノイドと呼びます。CBDもカンナビノイドの一つです。

現在100種類以上のカンナビノイドが発見されており、CBD以外にも体にとって有用な成分が大麻にはあります。

大麻に含まれる成分には・・

・CBC(カンナビクロメン)
・CBG(カンナビゲロール)
・CBN(カンナビノール)
・CBV(カンナビディバリン)

といった他のカンナビノイド成分、さらにテルペン・必須ビタミン・ミネラル・脂肪酸・繊維・タンパク質・クロロフィル・フラボノイドがなどがあります。

つまりフルスペクトラムは、CBD以外のカンナビノイドやその他の成分も全て含まれた大麻本来に近いエキスということです。

※THCは規制されているため、THCだけを取り除いたそれ以外の成分がすべて入っている製品を、フルスペクトラムと言います。

独特の風味と苦みがあります。

フルスペクトラムは、アントラージュ効果を期待できるのが良い点です。

アントラージュ効果は・・
CBD単体で摂取するよりも、大麻に含まれる他の成分と一緒に摂取した方が相互作用が働いて、効果が得られやすいそうです。

ブロードスペクトラムとは?

ブロードスペクトラム(Broad Spectrum)は、直訳すると「広範囲」という意味です。

つまりフルスペクトラムのように、大麻成分のすべてが入ってはいないが、CBD以外のカンナビノイド成分が含まれているものをブロードスペクトラムと言います。

CBD以外の成分が何個含まれたら、ブロードスペクトラムになるという定義は特にありません。

CBDに1つのカンナビノイドが加わっても、フルスペクトラムから1つ成分が抜けてもブロードスペクトラムに分類されます。

CBDアイソレート

大麻からCBD成分のみを単独で抽出されたものを、アイソレートと呼びます。

CBDアイソレートは、結晶(粉末)になっているのが特徴です。

アイソレートの良い点は・・

他の成分や樹脂を取り除いているので
CBDを並外れた純度で精製できること(不純物も含まれない)。
THCが全く含まれていないため、安全に使用することができること。

CBDはドーピングにならないというのが、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)公認されています。

アイソレートはCBD単独成分のため、アスリートも安心して使用できます。スポーツ業界で、特に重宝されそうですね。

無味無臭なのも特徴です。

デメリットを上げると、CBD単独のためアントラージュ効果を得られにくいことですね。

※効果が得られないという意味ではありません。

CBDアイソレート+テルペン

テルペンは植物や昆虫、菌類などから生成される物質で、大麻の成分にも含まれています。

花や植物のエッセンシャルオイルの主要成分で、香水やアロマテラピーなどで香料として使用されています。

テルペンを配合するのは、相互作用によってカンナビノイドの薬効成分を高めるためです。

CBDアイソレートのみだど、アントラージュ効果を得られにくい弱点をカバーしています

CBDの配合成分について

それぞれに特徴がありますので、フルスペクトラムが1番良い・・とかではなく、目的に合わせて自分に合うものを選ぶのが良いと思いますね。

CBDオイルの濃度について

CBDオイルは、製品によって瓶の中に配合されているCBDの濃度が違います。

CBDオイルの表記を見ると、容量30ml、CBD300mgを含有のように書かれています。

この場合、全体量の「約1%分のCBDが含まれていますよ」という意味になります。

フルスペクトラムだと、10%でも濃い方です。
※フルスペクトラムの時点で100%になることはありません。他の成分も含まれているため。

逆にアイソレートを使用したオイルは、濃度が高めです。

購入するにあたっては、この濃度に関してもチェックしてみましょう。

ベースオイルについて

CBDオイルは大麻から抽出したエキスに、ベースとなるオイルを配合しています。

ベースに使われているオイルは、主に

・ヘンプシードオイル
・オリーブオイル
・MCTオイル

の3種類です。

あくまでも主役はCBDなのですが、自分の目的に合わせてベースオイルも気にしてみても良いのではないでしょうか。

それぞれについて簡潔に解説していきます(^^)/

ヘンプシードオイル

ヘンプシードオイルは、麻(ヘンプ)の種(シード)から抽出されたオイルです。

CBDオイルと間違えそうですが、CBDはほとんど含まれていません。

オメガ3やオメガ6などの必須脂肪酸が、バランスよく含まれているのが特徴です。

麻特有の青臭さがあります。

フルスペクトラムとの組み合わせで、苦みが苦手な人はいると思います。

オリーブオイル

イタリア料理など食用油として、定番なオリーブオイルです。

ビタミン類やオレイン酸、ポリフェノールなどが豊富に含まれています。

抗酸化作用や美白効果もあると言われており、美容効果を求める方はオリーブオイルベースを選ぶと良いかも知れませんね。

MCTオイル

MCT(Medium Chain Triglyceride)は、中鎖脂肪酸のことです。

中鎖脂肪酸を主成分にしているオイルのことを、MCTオイルと言います。

中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツなどヤシ科植物の種子の核の部分に含まれている天然成分です。

脂肪をすばやく分解して、消化を助ける働きがあり、ダイエット目的の方にはおすすめのオイルですね。

ココナッツオイル由来が多く、フルスペクトラムの苦みが少しマイルドに感じるかも知れません。

CBDの摂取について

それでは摂取方法や、摂取量について解説していきます。

CBDオイルの摂取方法

①口(舌下)から摂取する。

CBDオイルの蓋にスポイドが付いてますので、スポイドで吸って口の中に1滴たらします。

1番良い方法は、舌の下にたらして舌下吸収でさせます。

舌下吸収は、口の粘膜から血管に吸収され、すばやく全身に行きわたりやすくなります。

1分ほど口の中に含ませてから飲みこむことで、摂取効率を高めます。

食べ物に混ぜる

舌下にたらすのがやりにくかったり、苦みが苦手だったりする場合、飲み物や料理に垂らして摂取する方法もあります。

ただカフェインやエナジードリンクなどと一緒に摂取すると、体はリラックスしますが頭は覚醒してしまうので注意しましょう。

CBDオイルの摂取量について

だいたい目安として朝、昼、晩に1滴を摂取します。

あまり体感がないという方は、摂取量を増やしてみるのも良いかと。

※1日に1500mgのCBDを摂取しても、安全であるという研究結果も出ています。

しかし摂取する人によっては、過剰摂取によって眠気が増すなどの症状を感じる方もいるようです。

CBD単体での摂取の場合、一定量を超えると効果が減少することが明らかになっています。

摂取量は個人差がありますが、摂取し過ぎれば良いという訳ではないので、自分の適量を探しましょう。

CBDオイルとは?まとめ

話題のCBDオイルについて、どんなものが理解できましたでしょうか?

効果は個人差がありますので、自分に合うものを見つかると良いですね。

CBDを探す際に、今回の特徴が参考になれば嬉しいです。

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